母の料理とベッシーさん

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(写真は松尾さんです)

子どもは母が好きというのが世の常ですが

我が家の子供達もご多分に漏れず母親のことが大好きです。

大好きな奥さんがどんな料理を作っても

「ちゃーちゃん(子供たちは母親をそう呼びます)の料理は世界一美味しい!」

と大絶賛します。

もちろん美味しいのですが、日によっては味付けの違いもあり

新しい料理を試すことも多いので改善していくものもあるので、

「それはプラシーボだろ。」

と子供たちに言って、

昔、シャーマンが病気を治したように

「世界のほとんどの問題は心のありかたで解決するけれど、だからといってやみくもに信じるのではなく、まず自分で感じて考えて、判断したり行動したりするんだよ‥そしてその後に全身全霊で信じるんだよ‥」

と話をするのですが、

もちろん父親の長い話を子供たちは聞くわけもなく、

日々、「世界一美味しい」というセリフを聞く羽目になるのです。

思春期の終わりに格好をつけて、大瀧さんの分母分子論にも少しかぶれて、クラプトンさんとかストーンズさんとかの分母は

ベッシースミスさんとか、マディーウオーターズさんとか、ロバートジョンソンさんだし、

やっぱり分母はいいよなときいていたのですが、

実際は形だけで、その良さはよく分からず、

クラプトンさんやストーンズさんの方が正直ききやすいと思っていて、隠れてCDを買ったりもしていました。

その後ずっとブルースからは遠ざかっていたのですが、

先日たまたまきいたベッシースミスさんがすごく良くて

心に沁みる気がしてそれからしばらく毎日のようにきいていました。


(ベッシーさんの「呻きながらどん底を這いずる俺のことに誰も興味がない」(僕の意訳です)。中小零細自営業者のテーマソングのような曲です(笑))

それで、奥さんに

「若い頃分からなかったけど、やっぱり歳を重ねると良く感じるものってあるよね~」

と話すと

「それは、プラシーボでしょ」

と言われ、

「いやいや歳を重ねて分かることがあるんだよ」

と答えながら、やっぱりプラシーボかもしれないと思うのでした。

以上、やっぱりプラシーボかもしれない話でした。