京都嵐山 越天楽 縦横無尽

自分たちで面白いと感じる作品や商品を
自分たちが楽しみながらつくりあげた時間と空間にのせて
お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです。

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京都嵐山に店舗を構える手織り綿のオリジナル創作衣料のお店「越天楽」(えてんらく)とおもちゃ箱のような天然素材を中心とした衣類や雑貨、アクセサリーが詰まったお店「縦横無尽」(じゅうおうむじん)を紹介いたします。

※スマートフォンでご覧いただく場合、より詳しい目次は下の方に表示されます。お手数ですが下の方までご覧ください。

 

ケイコ 目を澄ませて





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(写真は小学校高学年の息子のつくった「生き物の世界」です)


1月に続いて何とか月の最後に
映画館で映画をみることができました。

三宅唱さんは前作の「きみの鳥はうたえる」が好きで、
そこから遡って「COCKPIT」でやられたクチですが、
今回も上質な積み重ねを感じさせる内容で、
冒頭の小津さんをオマージュしたような電車の交錯や河川敷であったり、
ゴダールさんを彷彿とさせるような映像の色であったり、
引きこまれてあっという間の時間でした。
合間にさりげなく「COCKPIT」の音楽が流されたりしているところも好みです。

「ケイコ 目を澄ませて」


主演の女優さんが素晴らしすぎて、
おそらく監督が様々に積み重ねてきたものがみえにくくなってくるのは皮肉だなあと思いながら
何度もみると気づくことも多いだろうし、
何度もみるだろうなと思える映画でした。

蛇足ですが、主演である岸井ゆきさんが日本アカデミー賞の主演女優賞を受賞されて
おめでたいと思う反面、
みんながいいと言うものを嫌悪する天邪鬼な人間は
少し寂しい気持ちになるのでした。


以上、映画館での映画鑑賞が何とか続いたな…という話でした。