偶然と必然
中々出張が重なってブログかけていません。すいません。
お客様に元気にしているの、大丈夫?とメールまで頂きました。
有り難うございます。
大丈夫です。僕は元気です(笑)
技術が拙くて家のパソコンでしか写真の編集ができないので、今日は写真も1つで残りは文章ばかりです。
今、水戸に出張中ですが、京都に戻ったら熊谷と静岡と水戸の美味しいところを紹介させて頂きますね。
ちょうど最近久しぶりに読んだ本があって
此処だと不特定の人も見ることもあるし、適度な緊張感もあるので書きます。
理屈っぽい話なのであまり面白くないと思います。
今の自分の備忘録的に書いていますので読みたい人だけ読んでください。
偶然と必然
ブログをはじめてからお客様に美味しいお店ってどうやって探してるのと聞かれることが多くなりました。
最初のころはネットで探したり、レビューを参考にしたり、
お客様や一緒に仕事をしている販売員さん達に聞いて行っていました。
その中には今でもお気に入りがあるし、いい店も多いです。
また効率的だし、外れも少ないです。時間がない時には特に非常に有効です。
ただ、これだと最初は面白いんですがすぐに飽きるんですよね。
結局は他人の追体験や確認になってしまって。
「やっぱり美味しくて良かった。」とか、「言われるほどでもないけどまあまあかな。」とか。
だから時間のある時はぶらぶらして気になったら入るみたいなことが多いです。
第6感を信じて。
で、大体外れます。
大体外れますが、10のうち1ぐらい当たりがあります。
この当たりがあった時の満足感と感動はたまりません。
こういうところは即常連になってしまいます。
ただ、僕の場合一番最初から全くの情報なしでブラブラするのではなくて
情報の基礎があったうえでブラブラするのがポイントかなーと思っています。
例えば何かのガイドを一通り見たうえでブラブラする時は
ガイドも持って行かないで、ただ歩くだけといった感じです。
ちょっと個人でする商売(大手は別です)に似ているなあと思います。
商売は他人の情報の後追いになるようなことは儲からないです。
日本は有難いことに資本主義なので
大多数の情報や意見確認に儲けはありません。
常に少数派による発見に儲けが埋っています。
どうやって確認するかではなくどうやって発見するかということですね。
もちろリスクや法律等の基礎をおさえながら・・・。
両方とも最低限の必然を押さえながら偶然を待つという感じです。
で、個人的にはもっと面白いなーと思うのは
僕自身いろんなところで常に現場で販売したりしているんですけど、
こと販売に関していうとかなりやり方が違うんです。
美味しい店を探したり、商売で儲けるのは10のうち1つ当たれば程度なんですけど、
販売に関していうと9割9分必然的な確認作業の連続なんです。
店は掃除でピカピカか?ディスプレイは良いか?
店頭に並べている商品は季節や人通りに対して適当か?
商品の特性を把握しているか?バックヤードの在庫把握はできているか?
DMを送ったお客様への準備ができているか?笑顔を磨いているか?
集客はできているか?集客に対する数字は追えているか?
お客様の好みや体型にあったおすすめはできているか?
等々
他人の追体験はもちろん、手に入る限りの情報すべて入れてもまだ足りない。
これをするからこう売れる。これをしないから売れないということが非常にクリアなんです。
オリジナリティーよりも基礎を身に着けたうえで
如何に自分のタイプにあった人のまねをするか?
また自分が売れる販売方法を如何に飽きずに継続できるか?
偶然の余地は殆どなくてほぼ必然の積み重ねでしか結果が出ないということですね。
しかもこの積み重ねは掛算なのでどこかが零だったら全部が零になるという・・・。
ただ、販売が店探しや商売に少し似ているなあと思うところもあって、
それは9割9分の必然の積み重ねの後に1分の偶然でゼロになることが結構あるということです。
その時はここまでやってるのに…。と落ち込みます。本当に。
慎重な必然の積み重ねの後に、なぜか結果を祈ったり、願ったりすると売れなくなることが多く、
偶然が来るだろうとただ委ねているとほぼ売れることが多いです。
理由は分からないけど。
見たくない現実をみて、
それに対する打ち手を全て打って
そうすると必ず何かの問題の芽が出てくるので
直ぐに対処して
後は偶然に身を委ねるという感じです。
この身を委ねるというのは
水にぷかぷか浮かんでいる感じが一番近いかなー。
最近久しぶりにジャックモノーさんの本を読んだので書いてみたけど・・・。
文章って難しいですね・・・。
ちなみにジャックモノーさんの
「偶然と必然」
は僕の好きな本の一つです。
小難しい表現が多いので、最近は集中しないと読めませんが…。
この長い文章を最後まで読んで頂いて有り難うございました。