京都嵐山 越天楽 縦横無尽

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2015年2月の越天楽、縦横無尽 小林秀雄さんがなぜか好きではないのです・・・




 
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2015年2月越天楽
 
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2015年2月縦横無尽
 
今回で半年間お店の写真を紹介いたしましたので
ひとまず終了させて頂きます。
今後はわざわざ社長雑記で見ていただかなくとも
越天楽ホームページのトップページで
いい写真があれば少しずつ紹介させて頂きますね。
 
 
 
 
下記、どうでもよい話ですので
読みたい人だけ読んでくださいね。
 
 
 
小林秀雄さんのことがなぜか好きではないです。
彼の著作は読める限りすべて読みました。
日本が生んだ奇跡的な知識の滴、塊みたいな人で
「人々は様々な可能性を抱いて生まれてくる
彼は科学者にもなれたろう
軍人にもなれたろう
小説家にもなれたろう
しかし彼は彼以外のものになれなかった
これは驚くべき事実である」
という言葉は今いる必然を感じざる得ない素晴らしい言葉です。
だからなぜ好きになれないのか分からないでずっと自問自答していました。
 
一方最上徳内さんは大好きです。
「自分はただ、一筋の道を歩いているだけだ。
他の人生を求めようと思わない。」
とおっしゃったといわれています。
息子の名前をこれにちなんで一道とつけようとしたぐらい好きです。
周囲の反対で断念しましたが・・・。
 
意味は一緒ですよね。
でも小林さんは好きではなく徳内さんは好きです。
 
なぜなのかなあと思ってきたのですが
先日、大好きな奥さんと
まあ犬も食わないようなことがありまして・・・。
その中で、もしかしたらこれかなあという
答えなようなものが出てきました。
 
 
徳内さんは樺太を歩いて自分で調査して
結果を出したり
シーボルトさん達に認められるところもあったけれども、
上司に諫言して折り合いが悪かったり、既得権益の集団と衝突したりで
不器用なままで亡くなられました。
その膨大な量の実践に対して
後世では実績通りに高く評価されていますが、
生きている間、いまいち人気がなく
また、本人も人気に関心がないうえ愛想もなく、
泥臭くて、風采のあがらない人でした。
 
 
一方秀雄さんは有名な詩人たちともお付き合いもあり
将棋などにも一言あり
男前で女性にもてもてで
知的な作業をして、それに対して人気もある
まわりの評判という面では充足された人生を過ごされています。
ただ、後世を含めた具体的な評価は
批評という分野を好まない日本人の性質を差し引いても
その実績のわりに低いように思います。
 
 
それで先日考えていたのは
要するに男前に対する嫉妬ではないかということです。
おそらくこういう歴史的なことは
今の日本では男性が評価することが多いから
不当に評価が低いんだと思います。
僕もそうですけど偉い男性の学者さんの根底に
「あいつ、なんだかちゃらちゃらしてるし、口だけだし、女にもてて腹立つ」
みたいなことはあったんだろうな~。
(あくまで僕の個人的な意見ですよ)
 
 
これをひっくり返して考えると
 女性に評価されると
男は嬉しいし
違う人が評価されていると
どんな偉い先生でも嫉妬する。
女性に評価されないと
男はさびしいし自棄になるということですね。
 
そういうわけで特に身近な奥さんに評価されると
男はひょいひょい調子に乗って
いい結果をだしますので
僕を含めてご主人を大切に褒めてあげて下さいね。
という話でございます。
 
 
で、そういうことかと一人で頓悟していたら
きちんと人の話を聞かないということで
余計に火に油を注ぐような結果になってしまいましたが・・・。
 
 
 

以上、どうでもよい話でした。

 
2015年03月04日 00:00