3歳の息子と中小零細自営業者の悪足掻き
(写真は今年も行くことになるであろう福井の恐竜博物館です)
3歳の息子は
おそらく狩猟時代の本能だと思うのですが、
恐竜が大好きで、
それに加えて、
鉄砲、剣とを
日々
せっせと
家のセロハンテープを使って
創造しています。
エドワードホールさんは
「人類とは人間の延長物をつくっている」
と言いましたが
まさに息子は
自分の延長物が大好きです。
人類で言うと
足の延長として車、
力の延長として兵器であったりしますが、
大人になって
社会に対する延長物の線から
漏れてしまうと、
宗教やマルクスさん
にいくのはまだいい方で、
延長物を
運だけが唯一の合理だと
判断してしまうようになるのは
恐ろしいなあと思います。
論理性のない思考省略の勘
濡れ手に泡の幻想
思考停止で働く
という
心理の先に戦争があり、
ドラッカーさんいうところの
「現状維持を望む果ての
運にしか合理を見いだせない人間は
ナチズムに進む」
という言葉は
中小零細自営業者にとって
手放してはいけない言葉だと思っています。
自分に絶望しながら、
自分の延長物に対して
良く言えば
「あきらめない」、
身もふたもなく言えば
「ただの悪足掻き」・・・。
中小零細自営業者
の僕たちは、
誰からも評価されず
評価されることも求めずに、
ただただ
孤独に、
自己満足に、
「悪足掻きしながら生きていくのだ」
と
息子を見ながら思うのでした。
以上、息子がテープを使いすぎるので
卸ベースでセロハンテープを購入しようかなあ
という話でした。
2016年01月10日 00:00