京都嵐山 越天楽 縦横無尽

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孔子さんと中庸と泪橋と


2024/9/30


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(写真は野々宮さんの竹天井です)

すっかりブログもご無沙汰しておりまして
最近元気なの?とのお声掛けもいただきました。
おかげさまで無駄に動くことは多いですが元気にしております。
これを機会に少しずつブログも更新していきますね。

10年以上前に埼玉か栃木の出張の時に
小さい箱ですがたまたま見たライブで衝撃を受けた音があって、
DIESEL ANNさんの「泪橋」という曲なのですが、
その声とエネルギー全開の立ち振る舞いにただただ、圧倒され、
声を聞いた瞬間に鳥肌が立ったことを覚えています。
そのあと音源を探したのですが、ひどく酩酊していたこともあり、
すぐに出会わず結局その瞬間の出来事は忘れてしまっていました。

(DIESEL ANNさんの「泪橋」)


先日ふとしたきっかけで聴いた同名の「泪橋」という歌に
鳥肌が立って、フラッシュバックのようにその時圧倒された映像がよみがえってきました。
調べてみると歌い手さんは同一人物で
「伊東妙子」さんという方なのですが
現在「T字路s」さんというグループで活動されていて
現在の歌は以前と違うけどさらに深みが増し、心に静かに入ってくるような歌でした。

(T字路sさんの泪橋)


孔子さんは「50にして天命を知る」といわれていて、
中国古典のなかで大好きな中庸の一節でも
「天の命ずるをこれ性という。性にしたがうをこれ道という。道を修るをこれ教えという」
と表現されていて、
要するにある程度年を重ねてくると
人は自らの資源を考えながら手放すことばかりだったりするけど
手放していった先に本来の自分に会う
それが天命であり天道であり、そこを深めていくことが生きることだよ
という意だととらえているのですが、
この歌い手である伊東さんは多くを手放した後、
本来の自分に会われて深めていっておられるんだろうなあ
と歌声を聞くたびに泣きそうになるのでした。
(僕が勝手に思ってるだけですよ)


(T字路sさんの「これさえあれば」ブルース好きだなあ)

(「生活の柄」カバーも秀逸です)


以上、久しぶりに書いてみてもオチはありませんよという話でした。


 
2024年09月30日 09:26