嵐山でみる桜の美しさ
今年の嵐山でみる桜は近年になく美しく感じます。
嵐山に住んで、嵐山で店をして
京都にいる時は毎日渡月橋を通っているにもかかわらず、
今年の桜をみた時に
ある瞬間自分がどこにいるか、今がいつか分からないような
不思議な感覚になりました。
自分自身が理屈っぽいところがあり、
そうならないように気をつけてはいるのですが
ものをみる時についつい理屈や蘊蓄から入ってしまうことが多いです。
特に最近スマートフォンに変えてからこの傾向が顕著になった気がします・・・。
谷川俊太郎さんの詩だったと思いますが
「じゃまするな!ことばよ・・・」
という一節があって
(確か、谷川俊太郎さんだったと思うのですが、出典はうろ覚えです。間違えていたらすいません。)
みたり、聞いたり、食べたりと
言葉や知識からではなく
その前のそのままを感じることが出来たらなあと思っています。
嵐山の桜で久しぶりに言葉の前そのままを感じることができたのかなあと思いながら、
それともただの立ちくらみかもしれないなあとも思います。
ちなみに、はじめに言葉ありきでいうと
渡月橋からみる山並みと、そこに咲く桜のバランスが好きです。