京都嵐山 越天楽 縦横無尽

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新型コロナと桂離宮と舞坂さん





 

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(写真はすべて桂離宮です)

 

コロナ禍になり、

ちょうど毎年のみたくない現実をみる時期にも重なって、

より深堀りできるような錯覚を持ちながら調子に乗って問い続けていると、

当然のことながら深さと安易さはトレードオフなわけで、

例年より質の違うしんどい脂汗を多めにかくことに愕然としながら、

苦く向かいあっている毎日です。

 

そんな中おかげでと思える、普段できないことをする機会も多く、

そのうちの一つとして

京都に住んでいる人間なのに

今まで伺ったことのない桂離宮に

家族で行ってきました。

 

センスとは大量の情報のインプットの後に

何が基本かを認識して、そこをベースに少しずらしたり、

自分や時代の色をのせることと理解しているのですが(あくまで僕の理解ですよ)、

その時代にもっともセンスがあった一人と言われている智仁親王の意図を

前提の知識がない僕では全く汲み取ることができないと残念に思うのでした。

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もちろん親切なガイドさんが教えてくれながらまわる

素晴らしい庭や景色をみると、

嬉しくもあり、感動もしますが、

ここが良いと感じて下さいねと

ハリウッド映画によくあるような

感じる場所を指定されながら消費するエンターテイメントと同じにおいで、

 そうすると、どこを切り取っても全方位にポイントがあり、

それぞれの過剰なアクセントには、かなりの消耗を強いられるのです。

 

その後に伺った舞坂さんのポイントは一つで、

やはり、前知識のない素人には

分かりやすく一つを深掘りしていくのが一番だよなあと思うのでした。

 

最近食べた鰻で一番美味しかったなあ〜。

 

 

以上、次に修学院離宮に行く機会があれば、もう少し準備してからいこう、もちろん帰りは舞坂さんで。

と決めた話でした。

 

2020年10月11日 00:00

京都の大好きな和菓子 その弐~天神さんの粟餅





 

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娘が小学校の時に制作した未来の自分(本の中から龍に乗って飛び出した挿し絵画家)です)

 

お客様に京都の和菓子も紹介して欲しいというお声をよく頂きます。

ふと思うと、いつも食べたい和菓子はだいたい決まっていて、

これを頂ければ嬉しいという和菓子もだいたい決まっているような気がします。

そんな、食べると嬉しいな~という和菓子を

少しずつ紹介しますね。
(続くかどうかわかりませんが……)

 

壱に続いて何とか弐もご紹介できました。

参まで行くかどうかわかりませんが…。

 

今回紹介するのは天神さんの粟餅です。

天神さんのすぐそばに昔からあるご家族でされているお店です。

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きな粉とあんこを選べます。

きな粉のほうが少し好きなので(もちろんあんこも好きですよ)

きな粉を多めでとおもうけれど、

やはりあんこも食べたい、

買って帰る家族の好みもあるからと

さじ加減を考えて

結局半々でお願いしてしまいます。

 

まるで昨今の日本の情勢のように

自分の判断だけでなく、周囲の雰囲気(感情)との

さじ加減を考えて、

結局半々になるという…。

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そして、食べ終わった後は

粟のプチプチ感とあんこの甘さのバランス、

きな粉と粟の香りの相性の良さで、

両方にしてよかったと大満足するのでした(笑)。

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日持ちしないので、その日のうちに食べる必要があり、

京都でしか食べることのできない美味しい和菓子の一つです。

 京都の人ならお土産に粟餅があるよというだけで

笑顔になること間違いありません。


 

2020年07月19日 00:00

飛蝗(ばった)と蟻地獄と蝲蛄(ざりがに)





 

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(蟷螂(かまきり)の子供、御室八八ヵ所、嵐山の用水路です)

 

「去年は息子さんと蝲蛄(ざりがに)取りに行かなかったの?」

とお客様に聞かれて、昨年はブログで息子と虫取りの事を書いていないことに気づきました。

一昨年も

その前の年も

その前の前の年も

なぜか非常に評判良く、

以前にも書きましたが評判が良すぎることを書くのも

(しかも大したことのない内容で…)

個人的には好まないのですが、

ご要望もありましたので書いてみますね。

 

今年は、蝲蛄(ざりがに)に加えて、

嵐山の原っぱで飛蝗(ばった)を、

またちょくちょく御室八八ヵ所に行くので蟻地獄を

捕まえています。

そんな備忘録です。

 

 ・蟻地獄を取るときは優しく指を入れる

・蟻地獄の巣をなるべく崩さない

・蟻地獄を捕まえて、一通りめでた後はつぶさないようにそっと巣に戻す

・息子が蟻地獄を取ろうとすべてのお堂で探すので、八八ヶ所全てまわるのには通常の2倍以上時間がかかる

・蝲蛄(ざりがに)が一番取りやすいのは手づかみ(息子の場合)

・蝲蛄(ざりがに)1匹2匹は取った内に入らない、10匹20匹でまあまあ

・蝲蛄(ざりがに)釣りの為のスルメを息子が食べ過ぎてなくならないようにする

 ・飛蝗(ばった)を取り過ぎてビニールに入れておくと地獄絵図のようになる

・小さめの飛蝗(ばった)は逃がす

・飛蝗(ばった)は網ではなく必ず手で捕まえる

・鳴く虫(鈴虫等)を学校の休み時間に捕まえてカバンに入れておくと、授業中に「リーン、リーン」と鳴く

・先生は笑って許してくれるし、意外と周りの友達も喜ぶ

・そのおかげか生き物係になった

 

 

以上、続けると具体的ではなく絵日記のような内容になるなあ~という話でした。

 

2020年06月27日 00:00

ハーメルンの笛吹き男と中小零細自営業者





 

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(写真は御室八十八ヶ所からみた愛宕山です)

 

思春期の頃大好きだった作家さんの中に

カミュさんやカフカさん

またその周辺の人々がいます。

カミュさんは「シーシュポスの神話」が、

カフカさんは作品ではなくて、

公園で人形をなくした女の子へ

人形のかわりに優しい手紙を書いてあげる話しが好きでした。

 

それでカミュさんだか、カフカさんだか

その周辺の人々だったか

ハッキリ覚えていないのですが、

ハーメルンの笛吹き男に関する文章があって、

その中で、笛吹き男に街の外へ連れていかれる子供達の中に

泣きながら、でもみんなと同じように踊りながら連れていかれる描写があったのです。

 

みんながトランス状態で興奮している中、

意識だけははっきりとしているのに

身体が自分の意志に反して、みんなと同じように踊りながら連れていかれるという

その時は少し怖い話だなぁぐらいの感覚でした。

 

年を重ねてその話を思い出したときに

泣きながら連れていかれる子供は

中小零細自営業者の僕たちとしか思えなくて、

笛吹き男に逆らう力もなく、

だからと言って煽られてもトランス状態になれずに、

でも結局、みんなと破滅の道に進んでいくしかないという

悲しい話と感じるようになりました。

 

ただ、最近は、

連れていかれるのは仕方ないことだとしても

散々泣いた後に

せめて道中楽しいことが見つかればいいなあと思います。

 

 

以上、そうはいっても腹は減る(お金は必要)…という話でした。

2020年05月02日 00:00

娘と夕ご飯をつくる備忘録





 

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(相変わらず自粛しながらマスクを売っている縦横無尽です)

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(少ないディスプレイにも心を込めて)

 

 

コロナウィルスによる店の時短で(越天楽、縦横無尽とも11時から15時までです)

帰宅が早くなりました。

 

夕方になると

小学生の息子

「お腹空いた」

と口を開けば騒ぎ、

猫達まで

「お腹空いた」

とニャーニャー騒いで、

家の中は大合唱です。

 

そんな中、食べることは好きだけど料理をしたことはない、

学校が休みな中学生の娘と僕が、

夕飯作りをすることとなりました。

下記、夕飯作りにあたっての備忘録を書いておきます。

 

・常に上々の気分で

・下準備が大切

・味噌汁に酒粕を入れるとまろやかになる

・何を作りたいではなく、何の食材があるかでつくる

・手間暇かけるよりも時間を短くが大切

・レンジをフル稼働

・皮等の廃棄物は猫に危険なものもあるので、すぐにゴミ箱へ

・豪勢なものより簡単なもの

・次の日の献立は前の日に考えておく(娘と打ち合わせ)

・ご飯は先に炊いておく

・根菜は先に煮ておく

・玉ねぎは味噌汁に入れる時は繊維に沿ってきる。サラダの時は繊維と垂直に切る(例外あり)

・ネットにあるレシピ時間の3倍で考える

・野菜を沢山使いたい時は大量消費で検索する

・料理で使った皿はすぐに洗う

 

 

以上、これが毎日とは世の中の奥さん、お母さん達はすごいなぁと感心しきりの備忘録でした。


 

2020年04月24日 00:00

新型コロナウイルスと2匹目の猫





 

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(こんな時でも人間の世界に関係なく、今年も美しく咲いている嵐山の桜です)

 

いつも感謝しております。

新型コロナウイルスにより

多くの方が不安や大変な思いをされていると思います。

先日家族から教えてもらった動画が

今の僕の気持ちを代弁していたので紹介しておきますね。

猫好きでない方も楽しめると思いますが、

猫好きな方はもっと楽しめると思います。
(個人的にはチュールのくだりがツボでした)

笑いは免疫を高めると言われていますし、

どんな状況の中でも楽しみを見つけて、笑っていければと思っています。

 

 

ちなみに2匹目の猫が我が家にやってきました。

オッドアイの白猫です。

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名前は「タラク」です。

1匹目が黒猫、2匹目が白猫で、碁石のようです(笑)



 

2020年04月01日 00:00

京都の大好きな和菓子 その壱~中村軒さんの麦手餅





 

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写真はお伊勢さんの次の床若の地です。

 

お客様に京都の和菓子も紹介して欲しいというお声をよく頂きます。

ふと思うと、いつも食べたい和菓子はだいたい決まっていて、

これを頂ければ嬉しいという和菓子もだいたい決まっているような気がします。

 

そんな、何となく食べると嬉しいな~という和菓子を

少しずつ紹介しますね。
(続くかどうかわかりませんが……)

 

ご紹介するのは中村軒さんの麦手餅です。

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歳を重ねて量を食べられなくなってきたので

小さい方もあるから小さい方にしようかと悩むのですが

結局大きい方にして、ぺろりと食べられてしまう

美味しさです。

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2020年03月01日 00:00

ゴロゴロしたおっさんとダラダラした女の子





 

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(写真は渡月橋からみた冬曙です)

 

重度の本好きなら一度は通るであろう本に

ジェイムスジョイスさんのユリシリーズがあると思いますが
(僕が勝手に思っているだけですよ)

ご多分に漏れず学生の時に触れる機会がありました。

 

重度の本好きに多い屁理屈言いをもってしても

上には上がいると思わせる理屈を積み重ねた上に

気が違いそうなくらい長い内容で
(翻訳された方に感嘆します)

歳を重ねて、

延々とジョイスさんの至高体験がかかれていると

認識するようにはなりましたが

今でもあまり近づきたくない本の一つです(笑)。

 

 で、その中に

「ぼくらは自分の内部を通り抜けながら、盗人たち、亡霊たち、巨人たち、老人たち、若者たち、未亡人や色事仲間たちに出会うのですが、しかし、いつだって自分自身に出会っているのです」

という文章があり、この一文に感銘をうけた覚えがありました。

要するに脱同一化前の相対化のことです。

 

が思春期になり

腹が立つことも多いけど

世界に対する認知の質が変わってきたように感じることが多くて

それは親として嬉しいことで

ツイツイいつものように大きなお世話で

将来役立つであろうと相対化の話をしてしまいます。

 

ある日、いつものように家でゴロゴロしていると

 娘がやってきて

「いっつもゴロゴロしてるねー。床と背中がくっついてるんと違う」

といったので、ここかなあと話をはじめました。

 

「俺がゴロゴロしているのは、

俺の中にゴロゴロしたおっさんがいて

俺がしょうもない冗談を言うのは、

俺の中にしょうもない冗談を言うおっさんがいて

俺がたまに頑張るのは、

俺の中にたまに頑張るおっさんがいるんだ。

俺の中にいるいろんなおっさんは

それぞれエネルギーが必要で

もし、ゴロゴロしたおっさんにずっと我慢させて

頑張りすぎるとゴロゴロしたおっさんは

怒って暴れだすんだよ。

暴れだしたら大変で長い間ずっとゴロゴロしないと収まらなくなるんだよ。

だから俺はこうしてゴロゴロしているんだ。

何かを頑張ろうとか、続けようとかする時は、頑張るおっさんや続けるおっさんではなくて、先にゴロゴロしたおっさんとかグタグタしたおっさんとか怠け者のおっさんとかにすごく気をつかわなければいけないんだよ。

言うなればすごく気をつかってゴロゴロしているんだ。」

というと娘は珍しく

「なるほど!そうか~、有難う」

 といってえらく納得していました。

 

 

それからしばらくしてやらなければならない宿題も手伝いもせず

ダラダラしている娘をみて

「お前、やることやったのか!」

というと娘は

「今ダラダラした女の子に気をつかってるねん」

というのでした……。

 

 

以上、思春期は難しい…という話でした。

 

2020年02月01日 00:00

雨月物語





 

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(写真は平安神宮さんです(以上、11月からの四神相応でした))

 

 

感性の少ない理屈屋が映画を観るときは

その映画のバックグランドを調べたり、

その映画の分母となる映画を観たり、

監督の成育歴や系譜を遡ったりと、

出来る限り情報を集めた後に観るので

観る前から感じることが決まっているような弊害はあるのですが

たまにその予測を超えるような作品に出会うことが面白くもあります。

 

グザヴィエ・ドランさんの映画は予測を常に上回る内容で、

才能とは年齢は関係ないのだなあと感じさせられて

「たかが世界の終わり」

もすごく楽しみにいつものように下調べをしていました。

 

その過程で溝口さんの雨月物語をみる必要があり、

(細かく書くと黒沢清さん~タルコフスキーさん~溝口さんの流れです)

ただ、歳を重ねるごとに怖いものが苦手になってきて、

最近ではホラーの宣伝さえ怖くてみることができなくなったくらいだし、

昔みて少し怖かったイメージもあるし、

DVDを借りたはいいものの

夜に一人ではこわいので、

大好きな奥さんに一緒にみるように頼みこんで

寝る前にみることにしました。

 

ふと横を見ると奥さんは眠そうで、

「先に寝たらいいよ」

とやせ我慢していうと

「あらそう、おやすみ」

と予想に反してさっさと寝室に向かいながら

「今から怖くなりそうね」

とニヤッと笑って上がっていった姿を見て、

「も、もうこれぐらいみたらいいかな。ね、寝るよ」と

慌ててDVDを消して、寝室に向かうのでした。

 

ちなみに黒沢さんの「ダゲレオタイプの女」も怖くてみることができませんでした…。

 

以上、怖いものはもう無理です…という話でした。

2020年01月01日 00:00

ヤマモトコーヒーさんのフレンチトースト





 

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(写真は八坂さんです)

 

 

年に一度、12月には

大切なスタッフさん達と

個人面談を行うのですが、

楽しみと慰労もかねてヤマモトコーヒーさんで話をしています。

 

大好きなのはキリマンジャロで

毎日家で飲むコーヒーも美味しいのですが

香り、口当たり等々

さすがにプロは違うなーといつも感心しています。

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そんな中たまたま注文したフレンチトーストが凄く美味しくて

今まで食べた中で一番美味しくて

次来たときもこれだなと決まってしまったぐらいなのですが、

最終日店長と面談の時に

それまでメープルシロップの存在を忘れていたことに気づき

愕然としながらも、つけてみると

これまたより美味しくいただけるのでした。

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ちなみに以前紹介した時と代替わりされて

息子さんと息子さんの奥様がお店に立たれていますが、

先代のご主人のコーヒーの味と

ご主人の奥様が作り出す空気感はしっかりと受け継がれていて

相変わらず素敵で大好きなお店です。

忙しさから中々伺えませんが…。

 

 

以上、好みですがホイップ付きがおすすめかなあ~という話でした。


 

2019年12月12日 00:00