やっぱり美味しいリエットさん
いつもお伺いしているリエットさんを
やっぱり美味しいので紹介させていただきます。
コースもはじめられるそうなので、
是非行って見て下さいね。
個人的には京都で一番好きな洋食屋さんです。
自分たちで面白いと感じる作品や商品を
自分たちが楽しみながらつくりあげた時間と空間にのせて
お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです。
いつもお伺いしているリエットさんを
やっぱり美味しいので紹介させていただきます。
コースもはじめられるそうなので、
是非行って見て下さいね。
個人的には京都で一番好きな洋食屋さんです。
(写真は家族みんなと楽しく泳いでくれた淡路じゃのひれドルフィンファームのレモンちゃんです。)
店頭でごそごそしていた時に
大好きな蕎麦屋であるそば祥さんの奥様がたまたま通られて
6月のどこかでお店を終わられるとうかがいました。
はじまりがあれば終わりがあるし、
いつかは来るだろうけど
美味しい蕎麦が食べたい時にいつでも行ける場所がなくなることは
とても寂しいことです。
当たり前にあることが、当たり前であることは
とても貴重で、今身の回りにある当たり前のことを
あらためて考えさせられる出来事でした。
中小零細自営業者の僕たちにとっては
今、当たり前に深めようとするこだわりや美観を
お客様に届けることができなくなったり、
つくりあげることができなくなった時、
妥協するのか?
閉じていくのか?
というのは悩みどころで、悩みどころといいながら
自分の業に生きる限りは縮小して閉じていくしかないよなあと、
ご主人の美観を感じることのできる美味しい最後の蕎麦を頂くのでした。
ご主人、奥様、本当に今まで美味しい蕎麦を有難うございました。
(写真は晩冬の朝熊さんで咲いていた梅です)
寒さが厳しいですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
年始の会議の後、久しぶりに
みんなで美味しいものをいただいてきました。
行く回数が減ったからか、
食べに行っても自分たちがいいなあと思わなければ紹介しないからか、
更新が滞っている美味しいもの処のページも
ボルタさんというお肉とお野菜のお店です。
JR嵯峨嵐山駅に近いところにあり、
ご家族でされていて
つくられたご主人のお人柄がでているような優しい味
をぜひ味わいに伺ってみてください。
みんな満足しましたよ。
(写真は天神さんの大黒さんです。鼻の穴に石がのりました。いいことあるかな?)
親とは有り難いもので、
子どもの時、家にある梨をすべて食べ尽くしたことのあるくらい大好きだったことがあると、
今では嫌いなわけではないけれど、すごく好きなわけではないと何度伝えても、
毎年のように大量の梨を送ってきてくれます。
子どもができるまで、「要らないと言っているのに…」と思っていたけれど、
子どもができてからは、「ああ変わらず有難いなあ~」と思うようになりました。
何人かの方から感想を聞いたのですが、
それぞれの方の感想が全く違っていて、
良い映画ではよくあることですが、
それぞれの方が持っている知識の量、前提条件、立場で感想が変わってきていて、
その人自体を表しているような感想を非常に興味深く聞いていました。
映画でも、音楽でも、読書でも
結局その人が持っている前提条件と力以上のものは入らずに、
情報の量が多く、情報の格差が限りなく少なくなってきていて、
海外の論文ですら簡単に手に入る時代になって余計に、
個々人持っている力が問われる景色は面白いなあと思います。
ずっと昔フェリーニさんをはじめて観たとき
何の知識、前提条件もなく観たため、
全然分からなくて、悔しくて、
そこにあったパンフレットだか、ポスターだかに
「実存主義」
と書かれていて、一生懸命「実存主義」関連の本を読んで、
もう一度観てみると、分かった気になったことがありました。
ただ、「実存主義」の雄であるハイデガーさんが、
理屈っぽく、小難しく、
好きなんだけど面倒くさくて
(あくまで僕が思っているだけですよ。お弟子さんのハンナアーレントさんはシンプルで大好きなのですが)
ずいぶん苦労した覚えがあります。
で、結局質を上げるのは深堀りしかないなあ~と
改めてフェリーニさんを観ていくかなあ~と思うのですが、
ハイデガーさんがなあ~……。
以上、いつものグダグダした感じです‥
という話でした。
先日、越天楽イベントに出店していた売り場に
いつもお越しいただくご夫婦が今回も来てくださいました。
奥様はもともとふくよかな方だったのですが
ご病気でお痩せになっておられ、
優しいご主人がお荷物をお持ちになっておられました。
お二人とも穏やかに微笑まれていて、
それは一幅の絵のような美しい佇まいでした。
奥様がにっこり笑って
「もうすぐ旅立つから最期に着る服を探しに来たのよ」
とおっしゃられて、涙が出そうになりましたが、
一緒にワイワイ探して、
今の細くなられた奥様にぴったりのお洋服が見つかりました。
「いい服があって良かった!」
と満面の笑みでおっしゃられて、
「またねとは言えないけど、頑張ってね」
と凛として帰られた後ろ姿を見送って、
この仕事に選ばれて本当に良かったと
感動をいただきました。
ご無沙汰しております。
皆様お元気でいらっしゃるでしょうか?
店に立つことが増えるとお客様からおすすめの美味しいお店を
聞かれることが多くなります。
少し嵐山から遠いのですが、
月に最低一度はお伺いするお店を紹介しますね。
松尾大社に近いところにある。
RIET(リエット)さんという洋食屋さんです。
何年も通っていて
何を食べても美味しいのですが、
いつも食べるのはカレードリアで、
ここ数年はメインにカレードリアしか注文していません。
(中の卵はその日によってかためだったり半熟だったりどれも美味しいです)
サイドに必ず注文するシーフードピザです。
希望すればハーフにもしていただけます。
他にもパスタやオムライスや和牛ハンバーグもあっておすすめです。
また、他のものも注文した時は写真を追加していきますね。
誠実なマスターがお一人でされていて、
味はもちろん好みですがとっても美味しいので
是非一度食べて見て下さい。
(駐車場も横にあります)
一昨年、書いた蝉を獲る備忘録を書き、
昨年、蝦や川魚を獲る備忘録も書きましたが、
今年は蜊蛄(ざりがに)がメインになってきたので
来年の為に蜊蛄を獲る備忘録を書きます。
この夏も6歳の息子と暇さえあれば蜊蛄(ざりがに)を獲りに行っているのですが、
いくつかコツや注意点があるので記録に残します。
・蜊蛄(ざりがに)は後ろに逃げるので後ろに網を持っていく。
・網で獲るときは、いる場所ではなく動いた先に網を持っていく。
・落ち葉等の吹き溜まりを網ですくうと一網打尽にとれることがある。
・その際引き上げた落ち葉は置きっぱなしにせずに必ず綺麗にする。
・2018年夏の暑さは異常なので活動は4時以降。
・獲れる場所は決まっているので誰かと鉢合わせしたら譲る。
・スルメでの釣りは蜊蛄(ざりがに)が沢山いる場所でのみ有効。
・その場合は入れ食いで一度に数匹獲れる。
・釣りは釣り上げて獲るでではなく、スルメに食いついた蜊蛄(ざりがに)を網すくう。
・スルメで釣る場合、アタリメだと良いが辛口アタリメでは釣れない。
・男の子の欲望は際限がないので一日20匹まで。
・結局網ですくって一網打尽より、釣りで入れ食いより、一匹に狙いを定め予測して網で獲れた時が一番気持ちが良い。
以上、蜊蛄(ざりがに)獲りの備忘録でした。
大好きな奥さんがなんだか比叡山に行きたい
と言うので、
家族で比叡山に行ってきました。
たまたま、東日本大震災の法要を
阿弥陀堂でされていて
末席ながら参加させていただいたのですが、
座主さんや阿闍梨さんがいらっしゃる中で
一人の老師さんが、
お坊さんは泣くことは許されないのだけど
と、おっしゃられながら亡き被災者の方々を悼み慟哭された姿をみて、
深く深く心を揺さぶられました。
当たり前のように決まっていることでも、
それは周りからのルールだというただの認知で、
認知的不協和にとらわれない自身の発露は人を動かすのだなあと
自問しながら帰路につきました。
で、帰宅して、
これはもしかして、と
三年前から毎日読んでいるのに
理解が至らず
まだ、5ページぐらいしか進んでいない
摩訶止観を
改めて集中して読んでみたのだけれど
相変わらず理解できず、
そんなに甘くないよなあ〜
と思うのでした。
以上、少し調子にのってしまったなあ
という話でした。
いつも感謝しております。
年始のご挨拶でもお伝えしておりましたが
店をより濃く充実させるために
越天楽をお休みいただいております。
一部のお客様にいつオープンかを
お問い合わせいただいておりますが、
3月下旬ぐらいにオープンする予定です。
お休みは不定期ですので
ご予定を持ってお越しいただく際は
必ず事前に縦横無尽(電話075-881-4746)
までご確認ください。
この春は代表である河野もかなりの割合で店におりますので
ぜひお越しくださいませ。
(写真は月読さんです。
個人的には今年一番紅葉が綺麗だったのは月読さんと愛宕さんの一の鳥居辺りだったと思っています。)
大好きな奥さんが
半笑いで
「まだ続いているの。すごいね~」
とほめてくれていますが、
古典の学習を相変わらず続けています。
その中で荘子さんを掘り下げている時に
外篇といわれる天地篇の中に「機心」
についての話があって
少し長くなりますが書きますと、
昔、孔子さんのお弟子さんの子貢という人が旅をしている時に、
一人のお百姓さんが畑で働いているのを見つけた。
その人は、畑に水をあげるためにわざわざ掘った井戸の中まで下りて水を汲んでいる。
そして甕に水を満たすと、それを持ち上げて畑へ持って行く。
畑に水をあげる苦労は大変なものだった。
子貢さんは見かねてそのお百姓さんに言った。
「それは大変骨の折れることですよ。”ハネツルベ”を知っていますか?
それを使うと作業はすぐに終わってしまいますよ。それを使えばどうですか?」
するとお百姓さんは言った。
「それはどんなものなんだい?」
そこで子貢さんは”ハネツルベがどんなものか説明した。
するとお百姓さんは言った。
「それはわしも知っている。しかし機械を使うと必ず機事(機械に頼る事)が増える、機事が増えれば機心(機械に頼り自己都合でしか考えなくなる心)というものが生まれる。
それは力を省いて功を多くしようという心持ちだ。わしはそれが嫌いだ。
この機心が浮かぶと心の純粋性が乱れる。これは道に反する。
ものに制せられるいうことは、わしの好まぬところだ。」
という話です。
11月に入って嵐山も人通りが増え
それにしたがって僕も店に立つことが増えました。
そんな店に立つ時ことが増えてきたときに
心に刺さるのががこの「機心」の話で
安易なノウハウを探したり、過度な売上に対する期待は
まさに「機心だよな~」と心に留めようと思うけれど
実際に現場に立って
店の前を歩いている多くの人たちを見ると
浮足立ってきて、
「機心」にとらわれ
中々純粋な心でお客様に向かい合うことが難しく
日々どうやって
「機心」をなくすことは無理にしても
少なくするにはと試行錯誤しています。
そんなことを思っていたら鈴木大拙さんも「機心」について書かれていて、
大好きな岡本さんも「機心」についてお話しされていて
相変わらずのシンクロニシティーに
追いつめられてちょっとまいりながら、
日々を過ごしています。
分かってることと
実際にすることとは
中々つながらないんだよな~。
以上、ブログを初めた時に
一か月に一度は何らかの更新をしようと決めていたのですが、
すっかり忘れていて
あわてて書きました……。
という話でした。
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