京都嵐山 越天楽 縦横無尽

自分たちで面白いと感じる作品や商品を
自分たちが楽しみながらつくりあげた時間と空間にのせて
お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです。

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社長雑記

2022年秋冬新作できあがりました





 

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越天楽の2022年秋冬新作作品が出来上がりました。




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袖で遊び、

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恐竜で遊び、

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前後と襟で遊び、

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スリットと襟で遊び、

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前後とタック遊び、

といった、いつもの細部での遊びを楽しんで頂ける出来上がりとなっています。

作品は、嵐山の店舗「越天楽」と「縦横無尽」の両方で紹介させて頂きます。
お顔が見られます事楽しみにお待ちしております。

 

 

 越天楽

縦横無尽
スタッフ一同

 

2022年11月03日 07:43

鎮座ドープネスさん、CHEHON(ちぇほん)さん、欲望を刺激する


2022/10/3

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(写真は千本釈迦堂さんでみた菩提樹の葉です)


たまに、今何をきいているか紹介してほしいというご希望をいただきます。
今回もまたご希望をいただきましたので紹介いたしますね。


最近は鎮座ドープネスさんとCHEHONさんをよくきいているような気がします。

鎮座ドープネスさんは昔から大好きな方で、
英語は得意ではないとおっしゃられているのにリリック(曲にのせて即興で歌われる詩(うた))が天才的で、
特にえぐいリズムキープでの即興は他の追随を許さないぐらいに素晴らしく
音源自体がほとんどなかった時代に伝説といわれていた方でした。

有難いことにYOUTUBEで音源が手に入る時代になってから
自由に楽しめるようになりました。

すべて即興です。だいたいこの後にJBさんにいってしまいます。



若手の新進気鋭のレゲエの方とバトルセッション。
若手の方がレゲエやUKグライム、豊富なライム(歌詞で韻を踏む)を繰り出してきたことに対して、
中国武術の達人のようにふわりと自由自在なフロウ(その人のリズムののり方、取り方)とリリックで返していきます。
聞き取りやすい上にダブルミーニング(一つの言葉で二つの意味を持つ)、トリプルミーニング(一つの言葉で三つの意味を持つ)を散りばめていて秀逸です。
また、相手の大きな失敗を突かずに一緒に空気をあげていくところも好きです。
この手のバトルはディス(けなしたり否定したりする)も多くて、そんなに好きではないのですが、
こういう相互作用で別次元にいくようなセッションは大好きです。



CHEHONさんは日本レゲエの一翼を担われている方で、
在日であることを卑下せずだからと言って高飛車にならずに受け入れ、
抒情を歌い上げながら、常に前向きでまっすぐな歌詞と、リズムにのりやすい歌は
料理中、仕事の準備中によく聞いています。

今まで、レゲエにはそんなに興味がなくて
CHEHONさんで言うとダブルミーニングで有名なミドリをきいていたぐらいですが、
たまたまYOUTUBEで上がってきていて
それ以来のお気に入りです。

息子と聞いています。



ハタチぐらいの学生の頃に資金もコネも力も何もない状態で商売を始めた時、
周りのほとんどの人に「出来っこない」と言われてたなあ~と思い出して甘酸っぱい気持ちになる歌です。



さて、インターネット販売をはじめて2年以上たちました。
有難いことに少しずつですがご注文をいただく中で、
先日大変うれしい言葉をお客様から頂きました。

「欲望を刺激されました」と。

お店において、僕が大切に思っているのは「作品(商品)」「時間」「空間」で、
お客様に喜んでいただける「作品」はデザイン性や面白い商品性であったり、「時間」はお客様と楽しんでお話しすることであったり、楽しい提案であったり、「空間」はお店のディスプレイであったりクリンネスであったりするのですが、
インターネット販売ではなかなかこれら3つを表現することに苦慮していたからです。

「時間」も「空間」もなかなか思い通りにならず、下手すると写真でみせるデザインであるはずの「作品」ですらうまいことお伝え出来ない中で、
「欲望を刺激された」と微差を発見してお伝えくださったお客様には感謝しかありません。

改めてお客様の感性を信じて、
微差にこだわり、
発見されるため、
少しずつ良くしていきますね。

あくまで少しずつですが…。


以上、最近のことをつらつらと。

 
2022年10月03日 09:44

本家鶴㐂本店さんに行ってきました


2022/08/31

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(写真は伊吹山の上からみた琵琶湖です)


忙しさにかまけてブログの更新をすっかりおこたっていました。
ウェブもリニューアルしましたし、少しずつですが更新していきたいと思います。

大好きな蕎麦祥さんがやめられてから
しばらくずっと蕎麦難民でした。

そこそこいいと思うところは沢山あるけど、
これは!と思える蕎麦屋さんには出会っていませんでした。

そんな時、ふと思い出したのは本家鶴㐂本店さんでした。
で、伺ったのですが相変わらずの美味しさでした。
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(表も素敵です)

朝一番に行ったのですが、いっぱいで少しならばなければなりません。
並ぶのは大嫌いですが、少しなら我慢して並べるくらい大好きなお店です。

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(天ぷらと散々悩みましたが、かやくご飯とにしんそばにしました)

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(佇まいがありますよね)


以上、久しぶりですがいつものようにオチも山もない話でした…。

 
2022年08月31日 09:44

2022年夏新作できあがりました





 

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越天楽の2022年夏新作作品が出来上がりました。

 

 

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  いつものバックシャン、前だけでなく後ろも美人のお洋服たちで楽しんで頂ける出来上がりとなっています。

 

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作品は嵐山の実店舗「越天楽」と「縦横無尽」にて紹介させて頂きます。

 

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お顔が見られますこと楽しみにお待ちしております。

 

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 越天楽

縦横無尽
スタッフ一同

 

2022年06月16日 10:10

2022年7月までのイベント予定




 

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(写真は静岡のイベント売り場からみた富士山です)

 

いつも感謝しております。

相変わらず少しずつですが、2022年7月までのイベント予定をお知らせいたします。

 

2022年5月11日~5月17日
川越丸広百貨店2階イベントスペース
(川越市)

 

2022年月6日8日~6月14日
八木橋百貨店1階イベントスペース
(熊谷市)

 

2022年6月29日~7月5日
東松山丸広百貨店1階イベントスペース
(東松山市)

に出店します。

 

いつものように河野自身がうかがいます。

楽しい作品と時間と空間をお届けできればと思っております。

マスク着用の上、感染対策に留意いたしますので、
お近くの方はよろしければお越しくださいませ。

 

2022年03月26日 10:46

濱口竜介さんと縁起と





 

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(写真は仁和寺八十八ヶ所でみたオーブです)

 

 同時代にリアルタイムで生きておられることに感謝するしかないような大好きな人が幾人かいて、

そのうちの一人に映画監督の濱口竜介さんがいます。

(そのうちの一人のクレイトン・クリステンセンさんは少し前にお亡くなりになりました。残念で悲しいです。いずれ文章を書くかもしれません)

 

濱口竜介さんは今世界で数少ない、創発を映像化出来る方だと思っていて、

映画に面白さではなく、どれだけ心を揺らされ、絶望を味わうかを求めてしまう僕にとって

感嘆するしかない監督です。

それも全ての作品で。

 

過去の優れた映画監督たちの遍歴から考えても

昨年公開された彼の「ドライブ・マイ・カー」は最高傑作になるであろうと確信していました。

映画の中にちりばめられたオマージュと情報量が何層にもわたって表現され、別の意味が立ち上がってくる集大成を

一人ではなく誰かと一緒に分かち合いたいと

昨年、友人を誘って観に行く予定を立てていました。

しかし、ニ度ほどやむ得ない事情が重なって観に行くことを断念しました。

今年に入って、大好きな奥さんと 観に行く予定を立てましたが、結局予定が入り頓挫。

 

これは僕に何を教えてくれているのだろうかと思いながら、

次に公開された「偶然と想像」を先に観て、

戯曲のような構成や演者の映像の中での成長を味わいつつ、

あまり細かく説明すると大事なものが失われてしまうのでここまでにしますが、

大好きなシッタルダーさんがおっしゃられていた「縁起」の映像化を試みられているように感じ

ただただ、茫然とするのでした。

 

そして、まだ観ぬ「ドライブ・マイ・カー」を観ることにより一体どんな別の意味が立ち上がり、

絶望を味わいながら心を揺らされるのかと思うと

おそるおそるで楽しみにしてしまうのでした。

 

以上、「ドライブ・マイ・カー」は独りで観に行きます・・という話でした。

 


 

2022年02月09日 10:48

2022年もどうぞよろしくお願いいたします





 

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(大好きなのでお伊勢さんに行くと必ずよる瀧原宮さんです)

 

 

遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。

2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年も自分たちが面白いと感じてつくった作品や選んだ商品を

自分たちも楽しみながら、

 楽しさとともにお届けして、

越天楽、縦横無尽にいらっしゃったお客様に、

面白さと楽しさを感じていただけるように

心掛けてまいりたいと思っております。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

越天楽

縦横無尽

河野隆史

スタッフ一同

 

2022年01月19日 10:44

初代竹山さんと2代目竹山さんとプラシーボと閾値(いきち)と





 

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(写真は松尾さんの天狗さんです。今回は龍がみえました)

 

津軽三味線の初代高橋竹山さんは名前だけ聞いていたぐらいで

数年前の初代と2代目の竹山さんを取り上げる映画まで音源に触れることはありませんでした。

ただ、数年前にたまたまみた映画でその音の凄みに鳥肌が立ち、ただただ圧倒されました。

 
(初代竹山さん)

映画の内容は詳しく覚えていないのですが、

初代が物故された後、2代目を継がれた2代目竹山さんが

女性ということもあってか、

20年くらい、津軽三味線の地である青森で演奏できず、

20年ぶりに和解して青森で演奏されて、

青森の人たちに認められて拍手喝采を受けるといった内容だったように記憶しています。

ただ、最後の拍手喝采の演奏がもちろん素晴らしいのですが、

初代とあまりに違っていて、うーんと首を傾げてしまいました。

まあ、フェリーニさんとかがよくやるように、

監督さんがみる者の感情へ意図的にざわざわした違和感を感じさせようとしているのかなあと

かってに了解していましたが。


(初代竹山さん。年を重ねて表現に凄味が増されているように感じます。特に死の間際のダメな演奏をダメなまま晒しながら、そこに時間とともに命を吹き込んでいく様には感動を越えて戦慄を覚えます)

 

 

先月、百貨店イベントに伺った際に

たまたまお客様で初代竹山さん直系のお弟子さんがいらっしゃって

お話を伺う機会があったのですが、

初代と2代目竹山さんの演奏の違いの疑問をぶつけると

お弟子さんに「楽器の違いも大きいよ」

と教えていただきました。

初代の音は氷河期時代に育った木からできた津軽三味線からきていて、

木の目が詰まった独特の音を奏でるその三味線は、今ないそうです。

一方で2代目も初代に劣らず技術的に素晴らしく、

音として違うように感じるならそれは楽器だろうとおっしゃられていたのです。

あっ、いつものようにプラシーボか…と。

 

で、もう一度初代竹山さんの音源に接してみるとやはりすごい。

何度聞いても楽器を外して考えてもすごい。

彼の3歳で失明して津軽三味線を弾くことしかできなかった貧しい生い立ちや、

戦中、戦後に苦労され、

物乞いのように家々を訪ねて演奏してまわったといわれる経験からくる

何かえもいえぬ凄味が演奏にのっているような気がしてならないのです。

 

でも、2代目さんに映画の映像では僕だけかもしれないけど凄味が感じられない。

それは戦争で生死を体験しなかった僕たちや

 初めからノウハウや情報や便利を多く与えられている今の子供たちにも当てはまります。

自分ではどう変えようもない絶望であったり、死と隣り合わせの恐怖であったりがない時代というのは

生きていく上での多くのことは快適だったとしても、

表現者でもない零細中小自営業者にとっても

越えがたい壁のように感じるのです。

 

そうするとカマシワシントンさんのように

過去のジャズやすべての音楽を網羅して編集したうえで

膨大な時間をかけて、自分の音をのせていくために期待をしない努力し続け、

閾値を高め続けて、

こないことを前提としながら、

創発がやってくるのを信じるしかないという

いつもの姿勢しかないわけで…。


(2代目竹山さん。彼女にしか出せない音が感じられ素晴らしい演奏で、モダンで聞きやすいです)

 

 

これはこれで向き合わされたような

あーそうですね頑張りますよ来年も…といいたくなるような

一年最後の締めくくりとなった気がします。

 

 

 以上、今年最後もいつものようなやるせない、

言語化すると陳腐になる話しでした。

 

2021年12月29日 00:00

2021年も有難うございました





 

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(写真は大好きな奥さんが嵐山の河原に行っては積んでいるロックバランシングです)

 

今年も沢山の良きご縁を頂き有難うございました。

越天楽、縦横無尽ともに

2021年は12月26日まで
2022年は1月7日より
営業いたしますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 

来年も越天楽、縦横無尽ともに
皆様に楽しんでいただける
作品や商品、時間や空間
をお届けできるよう
私たち自身も楽しみながら、
皆様にお会いできますこと、
スタッフ一同楽しみにお待ちいたしております。

良い年をお迎えくださいませ。

 

越天楽

縦横無尽

スタッフ一同


 

2021年12月21日 02:00

2022年3月までの越天楽イベント予定



 

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(写真は最近の催事の様子です)

 

いつも感謝しております。

相変わらず少しずつですが、2022年3月までのイベント予定をお知らせいたします。

 

2022年は

2022年2月2日~2月8日
伊勢丹コリドー富士店2階イベントスペース

(静岡県)

2022年2月17日~2月24日
水戸京成百貨店4階エスカレーター横
(茨城県)

2022年3月16日~22日
静岡伊勢丹百貨店 4階エスカレーター前
(静岡県)

に出店します。

 

いつものように河野自身がうかがいます。

楽しい作品と時間と空間をお届けできればと思っております。

マスク着用の上、感染対策に留意いたしますので、
お近くの方はよろしければお越しくださいませ。

 

2021年12月21日 01:00