京都嵐山 越天楽 縦横無尽

自分たちで面白いと感じる作品や商品を
自分たちが楽しみながらつくりあげた時間と空間にのせて
お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです。

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社長雑記

2017年春夏新作出来上がりました。





 

暦の上では春なのに、京都はまた雪が降りそうなくらいの寒さです。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

2017年の春夏新作出来上がりました。

3月14日より店頭に出ます。

今回は姉妹店である縦横無尽の店内で

新作をご紹介します。

是非楽しみにお越しくださいませ。

 

 

いつものように遊んでおります。

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襟元で遊んだり(よく見たらズボン裾も)

 

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後ろで遊んだり

 

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柄で遊んだり

 

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裾で遊んだり

 

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脇で遊んだり

 

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アンバランスで遊んだり。

 

 

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この面々で

お待ちしております。

 

 

越天楽、縦横無尽にて

他にない時間と空間と作品を

楽しんでいただければと思います。

越天楽

縦横無尽

 

スタッフ一同

2017年03月10日 00:00

恐竜の美しさ、中小零細自営業者のみにくさ





 

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(写真は住吉さんの楠です)

 

 

年に一度は2月に

福井の恐竜博物館に行くのですが

今年は家族の都合で行くことができません。

恐竜が大好きな5歳の息子に

「今年は別のところに行かなければならないから行けないよ」

というと

「分かった~。」

と物悲しそうな顔で答えました。

 

「嫌だ~。」

とお騒ぎするのならコンコンと説明するのですが、

物悲しそうな顔をされると

こちらとしても何かしなければと思ってしまって、

時々行く住吉さんの近くにあって

日帰りでいけて

恐竜が展示されている

大阪の自然史博物館へ行ってきました。

 

 

福井でも、大阪でも

恐竜を見るたびに

その凄さに圧倒されます。

生態、機能、進化すべてを

環境に最適化していった姿には

言葉にできない生命の美しさを感じます。

 

ただ、そんな美しい恐竜が

氷河期になって全滅したという事実には

寂しさと恐ろしさを感じてしまいます。

部分最適もすぎると

生命として圧倒的に美しくはなるけど環境が変わった瞬間に全滅するということですし。

 

どちらの博物館にもある

人間の祖先、哺乳類の模型は

まあなんと醜く、

そんな醜い彼らが

環境が変わる氷河期の谷を生き延びたのは、

脱同一化しながら

何でも食べて、

余計な進化をしないことにより

エネルギー効率が良くし、

環境に適応しすぎなかったからと言われています。

 

これは今、氷河期のような状況に立たされて

それでも何とか生き延びようとする

僕達中小零細自営業者と一緒だなあ~

と複雑な気持ちになります。

 

どんなに醜くても

氷河期の谷を越える為にバッファに固執して

できることは何でもする、

しかも自分のリソースにないものは

儲かりそうでも手を出さない。

 

平たく表現すると

利益と資産を守りながら、大きなことをせずに、地味なこと試して改善し続ける……。

 

よくある処世訓のようで、かっこよさのかけらもないよなあ~。

 

 そんなことを思いながら

帰りには住吉さんの楠珺さんによって

招福猫を一つ増やして

ささやかながら嬉しい気持ちになるのでした。

 

 

 

以上、「大阪も楽しかったけど、オイラやっぱり福井も行きたいな〜」と、

ニコッと笑っていう息子に負けて、

結局福井に行くんだろうなあ〜

 という話でした。

 

2017年02月10日 17:09

この世界の片隅に





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(写真は嵐山で大雪の日に、家族が作った恐竜のカマクラです)

 

 

あまり映画をすすめない友人が

昨年、みてくれとすすめてくれたので

昨年は忙しくてみることができなかったけど

今年に入ってやっと大好きな奥さんと

「この世界の片隅に」

をみてきました。

 

今でも少し余韻が残っているくらいの

素晴らしい映画でした。

 

映像の広がりや

音楽の美しさ

声優さんの表現力

細部へのこだわりはもちろん、

それら贅沢な素材を

引き算して使われていて、

上質な和食を頂いたような

満足感を得ることが出来ました。

 

また、見終わった後に

喜怒哀楽ではない

言語化できない

感情をまとめることのできない

感動を頂いたのも久しぶりでした。

楽しかったり、悲しかったり、怖かったりではなく

「これはなんなんだ?」

というちょっと呆然とした感じです。

 

他の人の感想はみてないので

わからないですが、

どんな映画かと問われれば

友人が伝えてくれたように

「まあ、とにかくみてみてください」

とすすめたくなるような

はじめての映画でした。

 

 

 

 

以上、「まあ、とにかくみてみてください。」

という話でした。

 

2017年01月12日 00:00

2017年もよろしくお願いいたします





 

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(写真は2016年秋にスタートした新しい試みの一部です)

 

 

あけましておめでとうございます。

今年も

越天楽、縦横無尽では

楽しさを感じて頂ける

時間、空間、作品をお届けしたいと

全力で精進いたします。

是非、お越し下さいませ。

 

昨年秋頃からお越し頂いた方は

ご存知だと思いますが、

嵐山にて

新しい試みをはじめております。

まだまだ変化させていきますし

こちらも楽しんで頂ければ

嬉しいです。

 

スタッフ一同嵐山にて心よりお待ちしております。

2017年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

越天楽

縦横無尽

スタッフ一同

 

2017年01月05日 00:00

2017年から先 欲から業へ





 

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(写真は或る日の渡月橋からみた虹です)

 

あけまして

おめでとうございます。

今年も宜しくお願いいたします。

 

今回も個人的な内容ですので

読みたい方だけ読んで下さいね。

お店 としての挨拶は

後日いたします。

 

 

 

昨年一昨年

先の一年についてを書いて、

良き通過儀礼になるかなあ

と思っていたのだけれど、

どうも書くことで

大好きな沢庵さんがいう

「とらわれる」

状態になりました‥。
(ご興味あれば不動智心妙録をお読み下さい。個人的にはチクセントミハイさんより本質的だと思っています)

 

具体的にいうと

「販売の神様」

を書いたことで、

販売の神様が降りてこなくなったように

書くことで、それを意識してしまい

結果的に

「ゾーン」や「フロー」

のような偶然に

入りにくくなるということです。

 

商売を長いことしていると、

果てしなく果てしなく地道に改善しながら続けた先にくる

偶然があり、

それが次にいく道標だったりするのですが、

 それは意識したり、目的にしたりするとやってこなかったりします。

だからといって努力自体を楽しむというのもなかなか難しいんだけど‥。

 

性格的なものですが

僕の場合は

とらわれやすいので、

今回で先の一年については最後にしますね。

 

ですので今回は2017年から先の話しです。

 

 

 

 

大好きな談志さんは

「落語は業の肯定だ」

と喝破されました。

赤穂浪士の仇討ちした47人以外の赤穂藩にいながら何もしなかった多くの人達、

情けなくて保身に走った人達こそ

 正義という欲に走った人間ではなく、

人間本来の業に生きた落語の登場人物だということです。
(脱線しますが、この談志さんの宣言を受けての志の輔さんの赤穂浪士をテーマにした噺は凄いよなあ〜。談春さんより、志らくさんより、談志の名跡を継いで欲しいなあ〜)

 

「ジョーのあした」で

辰吉さんがボクシングが生きること

と語ったように、

「リリーのすべて」で

リリーさんが私の身体が間違っている

と叫んだように、

 いよいよ間近に迫ってきた

AIの進化から来る

しなければならないことが

ほとんど解決されてしまう先には
(東ロボくんが東大を諦めて、Googleさんが自動運転の研究をやめたことで、AIのディープランニングは、夢のような全能を求めず、できることが現実的に限定されてきて、その流れはより加速したように感じます。)

初期衝動から来る

業しかないよなあ〜

という観で、

零細自営業者の僕たちは

もちろん目先に稼がなければならないけれど、

その欲だけでは生き残っていけなくなり、

お金を稼ぐことは、

目的ではなく

業の達成の為の

必要なハードルの一つになってきてしまったなあ〜

と思っています。

 

昔は天才やある生まれ持った環境の人間しか与えられなかったこの条件が、

意識さえ持てば凡人にも与えられようという今の時代は、

人間の生としたら

贅沢だけど

まあなんと、 過酷なことかと絶望しそうになります。

 

まわりのせいにも

時代のせいにも

何のせいにもできなくて

初期衝動から来る

業に生きることに

耐えられるかなあ〜と思いつつ、

教団の教祖でありながら真実の為に解散した

大好きなクリシュナムルティさんのようにはなれないしなあ〜と思いつつ、

でも、進むと決めるしか道はないんだよなあ〜。

そして歩くしか。

2017年から先ずっと。

 

 

以上、最後まで理屈っぽい上にまとまらないなあ〜

という話しでした。


 

2017年01月02日 00:00

2016年有り難うございました 11月の越天楽、縦横無尽



2016/12/20

 
2016年も多くのお客様に

お喜びいただき

本当に有り難うございました。

 

2016年、越天楽と縦横無尽は

12月25日まで営業いたします。

2017年は1月7日より営業いたしますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

11月の越天楽、縦横無尽を紹介いたします。

今回でひとまずお店の紹介は一区切りとさせていただきます。

また、しばらくして改めてご紹介するかもしれません。

 

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11月1日 越天楽 「PPAP」

 

 

 

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11月2日 縦横無尽 「秋晴れ、秋服、うれしおす」

 

 

 

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11月5日 越天楽 「今日の出逢いが全ての始まり」

 

 

 

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11月6日 越天楽 「秋の日の心模様」

 

 

 

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11月6日 縦横無尽 「秋空にシックな装い」

 

 

 

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11月7日 越天楽 「柿の実のあたたかさ」

 

 

 

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11月11日 縦横無尽 「1がいっぱい散策日和」

 

 

 

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11月13日 越天楽 「秋の彩を愛おしむ」

 

 

 

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11月13日 縦横無尽 「新しい扉色」

 

 

 

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11月16日 越天楽 「心地よい・つなぐ糸」

 

 

 

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11月30日 縦横無尽 「千朶万朶(せんだばんだい)」

2016年12月10日 00:00

そうだったのか荘子さん





 

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(写真は東寺さんの山茶花です)

 

易を学びだしてから

中国古典が面白く

昔、よく分からなかった書を

読み解けたり、

道徳的と嫌っていたものが、

世界の構造を表現したものとして開けてきたりして、

楽しくなってきています。

 

ただ、その中で読み返している

荘子さんは

まあ、クドく同じことを繰り返して、

しかもこれ荘子さん書いてないだろう

という内容があったりして、

ウンザリしているのですが、

油断すると

ハッとするような深さがあるので、

付き合わなければならない

割と面倒な書でもあります。

 

 

で、先日大好きな奥さんに

「荘子さんクドイんだよね〜。

同じことの繰り返しで。

でもたまにハッとするような深いところあるし、

読み飛ばせないんだよなあ」

と、愚痴をこぼしていると、

「あなたと一緒じゃない。

ハッとするところはないけど」

と、ご指摘頂きました‥。

 

 

なるほど

自分に似ているから

好きなのかも知れませんね‥。

ハッとする深さがないだけで‥(涙)

 

 

 

 

以上、仕事以外で

見たくない現実をみるのは

覚悟がないだけ余計に

泣けてくるなあ〜

という話でした。


 

2016年11月13日 00:00

世の中でいわれてる「正しさ」のほとんどは、「立場」と「声の大きさ」だよなあ 9月、10月の越天楽、縦横無尽




 
9月、10月の越天楽、縦横無尽です。


 

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9月2日 縦横無尽

 

 

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9月5日 縦横無尽

 

 
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9月12日 越天楽 「かいぐり かいぐり」

 

 

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9月16日 越天楽 「夏以上秋未満」

 

 

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9月16日 縦横無尽 「赤と黒」

 

 

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9月21日 縦横無尽 「楚々」

 

 

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9月29日 縦横無尽 「さあ初めて下さい。自分が思った通りに」

 

 

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10月1日 越天楽 「響きの歌色」

 

 

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10月7日 縦横無尽 「晴レルヤ」

 

 

 

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10月9日 越天楽 「秋風と共に人恋しくて」

 

 

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10月11日 縦横無尽 「谷川俊太郎さんが「谷川さんは孤独ですか?」と聞かれて「孤独は前提でしょ?」と言ってたなあ」
(糸井重里さんのボールのような言葉から)

 

 

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10月22日 越天楽 「世の中でいわれてる「正しさ」のほとんどは「立場」と「声の大きさ」だよなあ」

 

 

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10月25日 縦横無尽

 

 

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10月29日 越天楽 「秋の錦繍を待つ」

 

 

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10月29日 縦横無尽 「大人可愛いスタイル」

 

 

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10月31日 越天楽 「日々是好日」

 

 

掲載の商品は

お問合わせいただければ

在庫があればお送りも出来ます。
(無いことが多いですが・・・)

ご希望の方はご連絡くださいませ。

tytrade@pop02.odn.ne.jp

 

2016年11月09日 00:00

獺祭とめんどくさい男





 

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(写真は、もしタイのバンコクに行くなら外してはいけない和盛豊さんのフカヒレです)

 

 

 

ほとんどの日本酒好きの男性は

ウンチク好きで、理屈っぽい

と思います。

 

ご多分にもれず、

僕も何処の蔵やら

どんなつくり方やら

知った上で日本酒を

たしなみたい人間です。

 

そんな分かったような顔をして

日本酒を飲みたい人間にとって

獺祭は、少し困ったお酒です。

 

研究室の様に厳密に管理された工場で、

人間が美味しいと感じやすい味を科学的に追及して、

経験のない人間でも造ることのできる工程で

つくられてきた日本酒は

それを日本酒と呼んでいいのか?

と思ってしまうのです。

 

亡き恩人

「美味しければいい」

という方で、

好んで飲まれていましたが、

ひとたび日本酒が好きと決めた面倒くさい男にとっては、

音楽が大好きといいながら、

AKBさんやEXILEさんが好き、

商売を自分でしているのに

自己啓発やノウハウ本が好き、

本が大好きといいながら

少年ジャンプが好き、

といった

ある種の恥ずかしさのようなものを感じてしまうのです。
(上記好きな方すいません。あくまで僕の個人的な意見ですのでご容赦下さい)

 

美味しいものや

分かりやすいものばかり集めてもなあ

と、思ってしまうので。

 

個人的には

コンピュータが出てきて

人間にはできないと言われたドラムンベースをするようになり、

多くのプロドラマーが失業した後に

その不可能と言われたドラムンベースを軽々とこなし、コンピュータを超える人間が出てきた様に、

コンピュータがでてきて、チェスのトップが負けた後、

そのコンピュータを超える人間が続々とでてきた様に、

獺祭がでたことで、

獺祭を超えるお酒をつくる杜氏さんがでてくると

希望的観測を持ってはいます。
(今すでに何人かはいらっしゃるけど、もっと数多く)

 

 

 

 

ところが最近、お酒に弱くなり

特に自宅で日本酒を飲むと

必ずと言っていいほど

意識がおぼろげになり

半裸で、リビングのソファーに寝てしまう

という事が続いた結果、

大好きな奥さんに

自宅での日本酒禁止令を

言い渡されました。

 

その後、 出張をなくしたこともあり、

余程のお祝いごと以外で

日本酒を飲むことはありませんでした。

 

それでも酒飲みの性として

いつも飲む理由を探してしまいます‥。

こんな時は日本酒ならどんなものでもいいから‥と。

 

 

と或る百貨店さんにイベント出店した際、

近くのスペースで獺祭フェアをしていて、

これは!

と、大好きな奥さんに

上記の話を一渡りした後、

「やはり、最近なにが美味しいか、ど真ん中を知らなければと思うんだよね〜」

と、試みると

大好きな奥さんは

静かな静かな目で

「ふ〜ん」

といいました。

 

僕は慌てて

「か、買おうというわけではないけどね」

と、と ってつけるのでした。

 

 

 

以上、表現は目だなあ

という話でした。

 

2016年10月13日 00:00

2016年秋冬新作の作品が出来上がりました。




 

急に秋らしくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

2016年の秋冬新作出来上がりました。

10月11日より店頭に出ます。

是非楽しみにお越しくださいませ。

 

 

 

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シンプルなコートも。

 

 

 

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定番も生地違いで。

 

 

 

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新しい柄も多数出来上がっています。

 

 

 

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いつものように細部にこだわったデザインを楽しめます。

 

 

 

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着やすさはもちろんです。

 

 

 

 

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この面々でお待ちしております。

 

 

越天楽、縦横無尽にて

他にない時間と空間と作品を

楽しんでいただければと思います。

 

 

越天楽

縦横無尽

スタッフ一同

 

2016年10月10日 00:00